Adidas Harden Stepback 3 Try-on Review

今回は“Adidas Harden Stepback 3(アディダス ハーデン・ステップバック 3)”の「トライ・オン」、試着段階でのレビューです。
※自分用のメモも兼ねている投稿なので、いつものパフォーマンスレビュー以上に参考程度に考えて頂ければと思います。
試着カラーは「コアブラック/ゴールドメタリック/コアブラック」。
型番は“GY8631”。
今作はNBAフィラデルフィア・76ersのJames Harden(ジェームズ・ハーデン)の3rdアナザーシグネチャー。
メインのハーデンシリーズに対して、テイクダウンである今ステップバックシリーズも気付けば早3作目。
初代と2作目はソール剛性が低く、自分の好みではなかったためスルー。
今作もおそらくその系統かと思いますが、質問やリクエスト多めだったため試着レビューを書くに至っています。
親指、小指球、カカト内側のそれぞれを中心にした「リップル(波紋)・パターン」のアウトソール。
ラバーの素材は全面が黒い「ソリッド」。
粘性(変形のしやすさ)は通常レベルで、粘着性は高めの質感。
パターンの深さは通常レベル。
粘着性の高さとやや狭めのパターンからホコリの影響が心配。
経験上黒いソリッドラバーはパフォーマンスが低い傾向にあるので、加えてこの質感だと尚更です。
接地面積は広く、フラットなソール形状と薄いクッションはプラス要因。
ポジティブ・ネガティブ両方の要素がありますが、おそらくプラスが勝つかなと予想しています。
クッションは「バウンス・ミッドソール」単体のセットアップ。
ドロップインなど特殊仕様ではなく、通常のミッドソール。
テイクダウンらしく薄めのクッションですが、必要最低限の厚さは確保されている感覚。
バウンスはややソフトな質感で、フォアの屈曲剛性もマイルド。
前方やジャンプなどへの加速感はそれなりです。
捻れ剛性はしっかりしていて、薄いクッションの反応速度と合わさって、左右方向は動きやすそうな印象を受けました。
フィット面では「フォアフット・インナーブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパーの素材は「テキスタイルメッシュ」をベースに、処々を「シンセティック・レザー」と「フューズ」で補強。
足入れは簡単で、タンはやや薄めで、ヒール周りのパディングは通常レベル。
ヒール周りから土踏まずにかけての成型にはややゆとりがあり、個人的には土踏まず、アーチ部分の空間が気になりました。
脱げてしまうほどのゆとりではありませんが、インソールでの調節は必須かなと。
ローアーチの方でしたらこのまま快適に履けると思います。
サイズに関しては、ナイキのグローバルと同サイズの27.5cmで良さそう。
フォアにやや高さを感じますが、長さ的にサイズダウンする余裕はありませんでした。
今作をまとめますと「ワークアウトシューズ」。
対人でのバスケより、ハンドリングやシューティングなどのワークアウトで履きたいパフォーマンスです。
これはもちろん自分のプレースタイルとフィジカルの場合の評価なので、より軽量なプレイヤーや、しなやかなソールが好みのプレイヤーにはハマる可能性が高いです。
また淡い記憶ですが、前作のハーデンステップバック2と比べると、今作はクッションがやや厚く、ソール剛性もしっかりした印象なので、より幅広いプレイヤーに受け入れられるかと。
テイクダウンモデルなのでやはり財布には優しい低価格で、コスパを求めるプレイヤーにもオススメできます。
※とは言えアディダスの定価はあって無いようなものなので、そのうちもっと値下げされると思いますが。。