Jordan Melo M9 Performance Review

11月 12, 2015
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  • テストカラー:Year Of Snake(582089-425)
  • 主な機能:Heel Large-volume Zoom Air Unit, Forefoot Zoom Air Unit, Podulon, Flywire Technology, Phylon Midsole, Neoprene Inner Bootie
  • 着用した主なプレイヤー:Carmelo Anthony, Micheal Kidd-Gilchrist
  • 価格:¥16,590(国内)、$140(海外)

Introduction

jordan-melo-m9-tech-sheetカーメロ・アンソニーのシグネチャーの9作目。

カーメロが得点王(平均28.7得点)に輝いたシーズンに着用していたモデルです。

早速、機能の細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 8 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

DSC04985このカラーはクリアラバーとソリッドラバーを組み合わせたアウトソールが使用されています。

どちらのラバーもそこそこ粘性あり、柔らかいので良くグリップします。

ほこりにはあまり強くなく、ほこりの多いコートでは頻繁に拭いてやる必要があります

CUSHIONING - 8 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

DSC04982ファイロン・ミッドソール、ヒールに大容量ズームエア、フォアフットにズームエアとポデュロンのクッション・セットアップ。

ファイロンは柔らかめで文字通りクッションのようなフカフカした履き心地。

ヒールの大容量ズームエアと合わさり、衝撃吸収性は抜群です。

ポデュロンとズームエアのセットアップは期待したほどアグレッシブではなく、ズームエアは大きいですが、厚さがなく、あまり存在を感じません。

せっかく少し盛り上がったソール形状にしたのに、中身が足りない印象…。

フォアフットの剛性はあるので、反発性は平均以上ですが、素晴らしいとは言えないレベルです。

COURT FEEL - 8 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

ポデュロンを使うと、少し足が浮いた感覚になりがちですが、このポデュロンはズームエアがあまり主張しないため、接地感覚にはプラスです。

ヒールのクッションは厚いですが、トータルの接地感は平均以上です。

FIT/LOCKDOWN - 9 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

インナーブーツと、格子状にフライワイヤーとシンセティック・レザーがクロスするアッパーの組み合わせ。

このセットアップは先にレビューをしたAir Zoom Hyperposite 2のそれとそっくりですね。

伸縮性あるネオプレン素材のインナーブーツの生地は薄めですが、足をしっかりと包みます。

格子状アッパーのロックダウンは素晴らしいですが、インナーブーツが薄いため、細いシューレースを締め過ぎると足甲にストレスが掛かるかもしれません。

シューレース以外のパーツがしっかりロックダウンしてくれるので、少し緩めたくらいがベストなフィット感でした。

SUPPORT - 7 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

DSC04981インターナル・ヒールカウンターとインナーブーツでヒール周りは安定します。

ポデュロンが主張しないことで、フォアフットの安定性も問題なし。

3点マイナスなのは、トルション(捻れ)・サポート面があまりにも早く機能低下したため。

数回の使用でシューズ全体がソフトになり、捻れやすくなりました。

一応、捻れ防止のシャンクプレートとしてのTPUプレートが土踏まず部分に入っていますが、軽量化のためか、小さ過ぎて役割を果たしていません。(※上の機能一覧にシャンクプレートを記載していないのはこのためです。)

またファイロンが柔らかいことで、屈曲癖が付くのが早かったのも原因の1つと思われます。

この話をすると、チームメイトたちは「馴染んで動きやすくなって良いじゃん」と言いますが、はっきり言ってこうなったシューズはもうダメ。寿命です。

この事に関しては長くなりそうなので、別記事でUPしたいと思います。

LATERAL TRANSITION - 7 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

DSC04983面積の大きいソールにはアウトリガーがあり、サイドの動きは一見スムーズそう。

しかし、急なカットやクロスオーバーでは、シューズがエネルギーを吸収し切れず、足がブレて、反応が遅れます。

細かいステップを踏むには向いています。

HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

ソフトなライディングは、横や斜め方向ほど、縦の動きには影響しません。

ここではズームエアとポデュロンが仕事をするため、縦方向の重心移動は平均以上のスムーズさ、加速があります。

BREATHABILITY - 8 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

アッパーが格子状になり、インナーブーツが剥き出しの構造。

インナーブーツ自体も薄めなので、通気性は平均以上です。

DURABILITY - 6 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

DSC04984アッパーは細かくステッチがしてあり、非常に頑丈。

すぐにソールがソフトになり、捻れ易くなるのは自分だけではなく、友人のモデルも同じ症状が出ていました。

残念ながらこのモデルの仕様のようです。

柔らかい履き心地が好きなプレイヤーにはオススメですが、この柔らかさはエアバッグや、アッパーの強度にも影響してくる劣化だと個人的には思うのでこの評価です。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

DSC04980約388g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

前作のJordan Melo M8から大きくステップバックした結果になりました。

初めの数回の練習は本当に素晴らしいパフォーマンスで、そのままなら85ポイント以上のスコアになったでしょう。

ただ、剛性がなくなるのがあまりにも早過ぎ…。

カーメロ自身も機能に納得いってなかった様で、シーズン中も数回、プレイオフではほぼ全試合で前年モデルのJordan M8 Advanceを着用していました。

これは後にLebron XIやKD VIIでもあった事ですが、このM9は「本人が履かないシグネチャー」という嬉しくない先駆け的モデルでした。

逆にジョーダンブランドのシューズは硬くて履きにくいと思っていたプレイヤーには合うかもしれません。

サイズに関しては、幅・長さは通常のNikeサイズ。高さは低めなので、甲高のプレイヤーはハーフサイズUPが良いと思います。

asw-3

  • TRACTION - 8/10
  • CUSHIONING - 8/10
  • COURT FEEL - 8/10
  • FIT/LOCKDOWN - 9/10
  • SUPPORT - 7/10
  • LATERAL TRANSITION - 7/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
  • BREATHABILITY - 8/10
  • DURABILITY - 6/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
B 78 / 100

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