Nike KD VII(7) Performance Review
- テストカラー:Easy Money(653996-330)
- 主な機能:Dynamic Flywire, Hyperposite Technology, Heel 180 Zoom Air Unit, Forefoot 8mm Zoom Air Unit, Phylon Midsole, TPU Shank Cable(?)
- 着用した主なプレイヤー:Kevin Durant, J.R. Smith, Zach Lavigne, Tony Wroten, Jarret Jack, Wilson Chandler
- 価格:¥17,064(国内)、$150(海外)
Introduction
ケビン・デュラントのシグネチャーの7代目。
デュラントがシーズンMVPを獲得した翌シーズンに着用するモデルとあって結構発売前から騒がれていたモデルです。
前作のKD VIのワンピース・アッパーはなかなか奇抜で驚きましたが、そこから更に奇抜にしてくるのか、落ち着いた機能にしてくるのか個人的にも気になっていたので、発売直後に購入しました。
では機能の細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 10 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 7 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
COURT FEEL - 8 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 9 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
ハイパーフューズとフォームポジットを組み合わせた「ハイパーポジット・アッパー」。そこにダイナミック・フライワイヤーと、ストラップが加わります。
ヒール周りは十分なパディングがあり、インターナル・ヒールカウンターとポジット素材でしっかりかかとをロック。
フォアフットはKDモデルあるあるですが、甲が少し低め。そのためシューレースを締め過ぎると圧迫感を感じますが、調節すればフィット感は申し分なし。
ストラップはデザインとしてのアクセントだと思います。
SUPPORT - 9 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
LATERAL TRANSITION - 6 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
クッショニングの項目で指摘したとおり、柔らかいクッションに吸収され動き出しが一歩遅れます。
HEEL-TOE TRANSITION - 7 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
上記のラテラル・トランジションと同じ感想。柔らかいクッションに吸収され動き出しが一歩遅れます…。
BREATHABILITY - 7 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 8 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 9 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
約360g(27.5cm・片足)
※実際に計測した重量です。
Final Conclusion
…Kobe IX EMと同じような感想になりました。
クッションが沈み過ぎて動きにくい。
履いた瞬間、動く前がピークのシューズでした。
35歳を越えたコービーがこのサポート性・クッション性を求めるのは分かります。
ですが、MVPを取ったばかりで全盛期を迎えつつあるデュラントための機能では決してない。
そう言い切れます。シーズンでもほとんど旧作のKD VIを履いていたのも納得です。
自分もVIとVIIどちらか選べるなら間違いなくVIです。KD VIIのデザインはすごく好きなのですけどね…デザインは。
この沈むクッションはルナロン並みで、衝撃吸収性を何より重視するプレイヤー、またKobe IX が合っていたプレイヤーにはオススメできる1足です。
サイズに関しては、長さ・幅は通常サイズです。高さは低めなので、足甲が高い方はハーフサイズUPが良いでしょう。
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TRACTION - 10/10
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CUSHIONING - 7/10
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COURT FEEL - 8/10
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FIT/LOCKDOWN - 9/10
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SUPPORT - 9/10
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LATERAL TRANSITION - 6/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 7/10
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BREATHABILITY - 7/10
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DURABILITY - 8/10
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WEIGHT - 9/10