Air Jordan I(1) Retro Ultra High Performance Review

3月 12, 2018
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  • テストカラー:Royal(844700-007)
  • 主な機能:Heel Air Unit, Rubber Midsole, Full-length Inner Bootie, TPU Internal Heel Counter
  • 着用した主なプレイヤー:None
  • 価格:¥19,440(国内)・$150(海外)

Introduction

今回は"Air Jordan I(1) Retro High Ultra(エアジョーダン 1 レトロ・ハイ・ウルトラ)"のパフォーマンス・レビューです。

以前にレビューした通常の"Air Jordan I(1) Retro"は悪くないパフォーマンスでした。

衝撃吸収性はかなり低めですが、そこに拘らなければ十分に現代でも通用します。

その"Air Jordan I(1) Retro"のソールはそのままに、アッパーの素材を変更し、インナーブーティーを追加したのが今作の仕様。

ライフスタイルモデルですがヒールカウンターもしっかり入ってるので「通常版のアップグレードに成り得るかも?」と思いオンコート使用を決意。

レビュー需要は少ないと確信していますので、各項目短めに見て行きたいと思います。

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⇒各スコア項目についてはこちら

TRACTION - 7 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

「ピボットサークル」をメインに据えたクラシックなアウトソール・パターン。

通常のエアジョーダン1と全く同じです。

ラバーの質感も変わらず、適度にソフトで粘性もかなり高め。

スキール音の大きさも相変わらずで、軽いステップなら遊びなくグリップしてくれます。

ただ強めのステップだとソール自体が捻れて変形して、バタバタと余計なステップを踏むことがしばしば。

原因はクッションにありそうです。

一見同じツーリングですが、通常モデルと比べて内部のクッションが明らかに薄い。

もともと薄いエアジョーダン1のソールですが、ペラペラ感が更に増しています。

加えてヒールのインサイド側のソールが少し凸凹していて接地面積が限定される感覚。

この凸凹は個体差かもしれませんが…かなり残念な仕様です。

CUSHIONING - 5 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

「ラバー・ミッドソール」「ヒール・エア」を埋め込んだセットアップ。

前述のとおり、通常版に比べて内部のクッションはかなり薄くなっています。

フォアの屈曲剛性も弱くなっており、吸収性も反発性も大幅にグレードダウン

個人的に多少優しくないクッションでもあまり気にせずプレー出来る方だと思いますが、これは実戦では無理です。。。

COURT FEEL - 7 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

物理的にはコートに非常に近く、コートの感覚はかなりダイレクト。

急なムーブではソールが変形して接地感が薄まるというか、バランスを崩してしまい、接地感自体が失われる事がしばしば。

平面の動きを重視するプレースタイルほど接地感は薄く感じてしまうかと

FIT/LOCKDOWN - 9 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

今作が通常版と大きく異なるのは、このアッパーの部分。

「フルレングス・インナーブーティー」「フェルト調の生地」「キャンバス生地」で包んだセットアップ。

またシューレースは細い丸紐に変更されています。


インナーブーティーは伸縮性があるものの、かなりハイカットでトップ部分は狭めの設計。

足入れは少し苦労します。

シューズ内の成型はタイトめで、シューレースを締める前でもなかなかにスナッグなフィット感。

シューレースは締めればかなり強力なロックダウンが可能ですが、ラスト的にあまりタイトに締める必要はないかと。

細いシューレースだと気になるのが足甲への当たりですが、「タン中央のパネル」のおかげでそれもほぼ気にならず。


イントロでも触れたとおり、ヒールカウンターもしっかり入っていて、アッパーが変形するような事もありません。

予想外にアウトソールの方が変形してしまう仕様ですが、そんな中でもアッパーはしっかりと足に付いて来てくれている感覚です。


※サイズ選びについて※

通常版は少し長いと感じたので、今回はハーフサイズダウンの「27.0cm」を購入。

結果ダウンして正解でした。

甲高・幅広の方は普段と同じサイズが良いかと思います。

SUPPORT - 6 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

フィット/ロックダウンは良いので、アッパーのサポート性はほぼ問題なし。

ソール剛性には難があり、捻れも発生。

捻挫癖のあるプレイヤーは怖いと感じるかと。。。

クッションの薄さも気になるポイント。

トータルでは平均に届かないレベルでしょう。

LATERAL TRANSITION - 5 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

通常のスピードであればスムーズに動けます。

急な切り返しではソールの剛性不足の影響は大きく、ヒドイときはバランスを崩して転倒しそうになる事も。

アンクルブレイクされる確率がかなり高めの仕様です。

HEEL-TOE TRANSITION - 8 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

前後方向ではソールの変形は影響ないので基本スムーズな重心移動が可能です。

反発が弱いので加速感はありませんが、そこさえ理解していれば問題なく動けます。

ただこのラバーカップは現代バッシュのように体重を掛けても圧縮しません

なのでカカトを強く打って走るタイプのプレイヤーはストレスを感じる可能性がありますので要注意です。

BREATHABILITY - 6 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

クッションの薄さの続いて予想外だったのが通気性。

このインナーブーティー、熱がけっこう籠ります

ネオプレン素材は速乾性がありますが、カットの高さと履き口が狭さが相まってかなりの保温性を発揮してくれます。

あまり足に汗をかかない質の私で、しかも寒い時期の使用でこう感じましたので、夏場はヤバいかと。。。

DURABILITY - 7 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

ソールの変形・捻れからどこかにダメージが来ると予想されますが、これを長くオンコートで履くと先にプレイヤーの方が壊れると思います。

オンコート用では履かないのが一番でしょう。

WEIGHT - 9 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

約383g(27.0cm・片足)

ハーフサイズダウンを加味しても通常版よりかなり軽くなっています。

アッパーの素材変更と、クッション削減が効いていると思われます。

Final Conclusion

「大失敗」

今回はこの一言に尽きます。

レトロモデルでもオンコートで使えるモデルは多いと思いますが、それでも「現代で通用するのは80年代以降のモデルに限る」と思っています。

70年代まで主流だったコンバースのオールスター(チャックテイラー)、アディダスのスーパースター、プーマのクライドなどはさすがに履きたいとは思いません。

今作はこれらに近いレベル。。。インソールとか薄いフォーム素材のおかげで多少アドバンテージがあるくらいです。


唯一例外として履きたいと思うのは1976発売の"Converse Pro Leather"

全盛期のDr.J(ジュリアス・アービング)や大学時代のマイケル・ジョーダンの足元を支えていたバッシュです。

もし時間が許せばこちらもレビューしたいと思っています。

  • TRACTION - 7/10
  • CUSHIONING - 5/10
  • COURT FEEL - 7/10
  • FIT/LOCKDOWN - 9/10
  • SUPPORT - 6/10
  • LATERAL TRANSITION - 5/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 8/10
  • BREATHABILITY - 6/10
  • DURABILITY - 7/10
  • WEIGHT - 9/10
TOTAL SCORE
C+ 69 / 100

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