Reebok Kamikaze I(1) Mid Performance Review
- テストカラー:Orlando Magic(V56110)
- 主な機能:Heel Hexalite, Polyurethane Midsole, PU Insole, TPU Internal Heel Counter
- 着用した主なプレイヤー:Shawn Kemp, Isaiah Thomas
- 価格:¥16,200(国内)・$115(海外)
Introduction
今回はショーン・ケンプの初代シグネチャー"Kamikaze I(1) Mid"のパフォーマンス・レビューです。
リーボックのバッシュは初レビューになりますね。
ショーン・ケンプは90年代に主にソニックス(現サンダー)で、圧倒的な身体能力を武器に活躍したパワーフォワード。
ダンクコンテスト準優勝、NBAファイナル進出、ドリームチーム2で金メダルなど数々の記録を残しています。
現代ならブレイク・グリフィンがもっとも近いタイプのプレイヤーでしょうか。
その足元を支えたのが「カミカゼ」と日本語からインスパイアされた名を冠するシリーズです。
オリジナルの発売は1994-95シーズンで、今回使用したのは2014年に復刻発売されたものです。
果たしてリーボックのレトロモデルの機能は現代でも通用するのか?
その細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 8 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 8 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
COURT FEEL - 7 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 6 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
SUPPORT - 7 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
LATERAL TRANSITION - 6 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 7 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
BREATHABILITY - 6 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 7 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 8 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
ショーン・ケンプは個人的にも好きなプレイヤーなので期待していたのですが…残念な結果になりました。
平面の動きやすさはほとんど考慮されておらず、ビッグマン、それもポストプレイヤー向けに特化したパフォーマンスかと。
現代のオールラウンドなゲームには向いてないでしょう。
ジョン・ウォールの離脱以来、リーボックのバスケットボール部門は縮小の一途。
現在、契約しているNBA選手は10人に満たず、商品展開も新作は無く、今作のようなレトロモデルばかり。
パフォーマンスが良ければレトロでも構わないと思いますが、このパフォーマンスでは…。
NBA選手がどんどん離れていくのもわかる気がします。
リーボックのバスケットボール部門は今まで何度も窮地に立たされて来ました。
その度に「ポンプシステム」や「ジグ」などの新機能や、シャックやアイバーソンなど大物シグネチャーとの契約により復活して来ました。
今回はどうでしょうか…起死回生を期待したいと思います。
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TRACTION - 8/10
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CUSHIONING - 8/10
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COURT FEEL - 7/10
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FIT/LOCKDOWN - 6/10
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SUPPORT - 7/10
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LATERAL TRANSITION - 6/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 7/10
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BREATHABILITY - 6/10
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DURABILITY - 7/10
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WEIGHT - 8/10