Nike Zoom Ascention Performance Review
- テストカラー:Black/Metallic Gold/Voltage Green(429659-701)
- 主な機能:Forefoot Zoom Air Unit, Phylon Midsole, TPU Internal Heel Counter, Inner Bootie(Forefoot Only), TPU Shank Plate
- 着用した主なプレイヤー:なし
- 価格:¥10800(国内)・$90(海外)
Introduction
定価10800円と最もリーズナブルなバッシュのうちの1足です。
フットロッカーなど海外サイトでは“Zoom Ascension”と間違ったスペルで販売されています。
※正しくは“Zoom Acsention”。
そのため初め検索した時にヒットするのは日本のサイトばかり。
日本限定モデルかと勘違いしましたが、普通に世界中で展開のあるモデルです。
それでは細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 8 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 7 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
ファイロン・ミッドソールに、フォアフット・ズームエアのシンプルなセットアップ。
ズームエアはミッドソール上面に埋め込まれたトップロード。
ファイロンは硬めながら薄めなので、ズームエアの存在は感じます。
インソールはソフトなオーソライト製で好感触。
オーソライトがヘタらないうちは衝撃吸収性は悪くないでしょう。
フォアフット含めソール全体の剛性・復元性は予想に反してしっかりしています。
屈曲部分のアウトソールが巻き上がっている事と、内部のシャンクプレートの存在のおかげかと。
シューズ内部がインソール含めフラットで、アーチサポートが無い点は残念ですが、それでも反発性も悪くありません。
トータルでも平均レベルのクッショニングは確保されています。
COURT FEEL - 9 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 6 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
メッシュを張り合わせ、表面に刺繍を施したアッパーは、かなりヤワヤワ。
バッシュとして大丈夫かと思うほどです。
履いてみるとフォアフットはしっかりしたフィット感、中足部からヒールにかけては少し怪しい印象。
フォアフットはインナーブーツが仕事をしています。
ヒール周りはパディングが無いため、心許ないフィット感。
ヒールカウンターに足が引っ掛かって、何とか抜けないような構造になっていますが、動きの中でカカトが浮きます。
また、インソールがフラットでアーチサポートが無い事で、ソールと足の一体感もイマイチ…。
この辺は低価格モデルなり、と言った印象で平均に届かないフィット感かと。
サイズに関しては長さ・高さは通常サイズ。
幅は狭めですので、要試着モデルです。
SUPPORT - 7 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
LATERAL TRANSITION - 7 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 6 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
BREATHABILITY - 10 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 6 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 10 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
色々と足りない部分はありますが、リーズナブルな価格なりのパフォーマンスだと思います。
特に耐久性に不安があるので、頻繁にプレーするシリアスプレイヤーにはオススメできません。
月1,2回など、たまにプレーするライトユーザー向けの仕様でしょう。
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TRACTION - 8/10
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CUSHIONING - 7/10
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COURT FEEL - 9/10
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FIT/LOCKDOWN - 6/10
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SUPPORT - 7/10
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LATERAL TRANSITION - 7/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 6/10
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BREATHABILITY - 10/10
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DURABILITY - 6/10
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WEIGHT - 10/10