Jordan Jumpman Team II(2) Performance Review
- テストカラー:White/Black/Varsity Red(819175-101)
- 主な機能:TPU Internal Heel Counter, Carbon Fiber Shank Plate, Phylon Midsole, Forefoot Zoom Air Unit, Heel Zoom Air Unit
- 着用した主なプレイヤー:John Wall, Toni Kukoc, Brent Barry
- 価格:¥-(国内)・$140(海外)
Introduction
今回はジャンプマンチーム3作目のレビューです。
オリジナルは1999年に発売され、ジョーダン引退直後のブルズではトニー・クーコッチやブレント・バリーが着用していました。
デザインは完全に“Air Jordan XIII(13)”と“Air Jordan XIV(14)”のフュージョンモデルです。
“Air Jordan 13.5”と呼ぶべきモデルかもしれません。
今回使用したのは2016年復刻モデルです。
前作“Jordan Jumpman Team I(1)” は少し癖のあるパフォーマンスでスコアも低めになりましたが、後継モデルである今作はどうでしょうか?
機能の細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 9 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 8 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
ファイロン・ミッドソールの天井面に、フォアフットとヒールにズームエアを埋め込んだオーソドックスなセットアップ。
ファイロンの厚さは通常レベルで、かなり柔らかめ。
そのため足裏にしっかりしたズームエアの感触があります。
薄めのクッションながら、ファイロンもズームエアもフカフカと、かなり心地良い足当たりで、衝撃吸収性は高め。
フラットなアウトソールは、コートとの摩擦エネルギーを逃がさず、反発性にはプラス。
フォアの屈曲部分の剛性・復元性は、新品の状態ではなかなか強いと感じましたが、数回程着用するとファイロンに癖がついて剛性は平均レベルに落ち着きました。
個人的には反発が物足りないレベルですが、前作とは一転して癖が無く、バランスの良い、万人受けするクッショニングかと思います。
COURT FEEL - 10 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 10 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
ヒール周りだけでなく、アッパー全体にパディングが入っていて、足当たりも非常にナチュラル。
またタンは底面とラバーバンドで繋がっていて足甲をしっかりロック。
ヒールの成型も良く、抜け感なし。
ここまでは前作と同じです。
使われているレザーの質は格段に良くなり、履き心地はもちろん見た目にもかなりプレミアム感があります。
シューレースは丸紐からオーバル(楕円)に変更された事もフィット感にはプラス。
ライニングの生地も滑らかで、足当たりの良さに貢献しています。
フィット感も素晴らしく、パーフェクトです。
サイズに関しては、幅と高さは通常ですが、長めのつくり。
そのため、通常のナイキサイズからハーフサイズダウンで良いと思います。
足幅が広かったり、甲高のプレイヤーは要試着でしょう。
SUPPORT - 8 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
LATERAL TRANSITION - 10 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
BREATHABILITY - 6 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
DURABILITY - 8 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 9 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
前作“Jordan Jumpman Team I(1)”で違和感があったポイントはしっかり修正されています。
オリジナルの“Air Jordan XIII(13)”の軽量化バージョンと言えるパフォーマンスかと。
前作レビューでも少し言及しましたが、近年のXIII(13)のレトロは作りが安っぽく、特にミッドソールが極端に薄くなっています。
そのためシューズが変形し過ぎ、バスケの動きに対応できるだけの剛性が確保されていません。
自分も含め、レトロをバスケで履いてみてオリジナルとの違いにガッカリしたプレイヤーも多いと思います。
オリジナルの感覚を求めるなら、レトロよりも、このモデルの方がオリジナルのXIII(13)に近いパフォーマンスを体現しています。
最近のバッシュと比較しても、遜色ないでしょう。
ナイキジャパンからの発売がないのが非常に残念ですが、もし手に入る機会があればぜひ試して頂きたい1足です。
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TRACTION - 9/10
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CUSHIONING - 8/10
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COURT FEEL - 10/10
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FIT/LOCKDOWN - 10/10
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SUPPORT - 8/10
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LATERAL TRANSITION - 10/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
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BREATHABILITY - 6/10
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DURABILITY - 8/10
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WEIGHT - 9/10