Nike A’One EP Performance Review

- テストカラー:Unapologetic(FZ8606-500)
- 主な機能:Phylon Carrier, Cushlon 3.0 Midsole,Half Inner Bootie, TPU Shank Plate,TPU Internal Heel Counter
- 着用した主なプレイヤー:Stephen Curry, Bam Adebayo, Nikola Vucevic
- 価格:¥13,530・$110
Introduction
今回はA'ja Wilson (エイジャ・ウィルソン)の1srシグネチャー“Nike A'One EP(ナイキ エーワン EP)”のパフォーマンス・レビューです。
サブリナシリーズに続いて、新しくスタートしたWNBAプレイヤーによるシグネチャーライン。
その先輩シリーズではサブリナ3がEPラストであるにも関わらずモンスターパフォーマンスを叩き出しました。
⇒Nike Sabrina 3 EP Performance Review
なので今作の期待値はかなり高くなっている現状です。
どうなりますか?早速細部を見て行きたいと思います。

TRACTION - 9 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
全体が「ブレードパターン」のアウトソール。
ブレードはソール中央のスウッシュロゴから波紋状に配置されています。
素材はEPラストでは定番の耐摩耗性に優れた「XDR」で、平均レベルの硬さで、粘着性はやや高めな質感。
スキール音は控えめに鳴り、ほぼビタ止まり。
クッションが荷重に若干影響する点のみマイナスですが、ホコリにも強く、非常に優秀なトラクションに仕上がっています。

CUSHIONING - 5 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
足裏下に配した「クシュロン3.0・ミッドソール」を「ファイロン・キャリアー」が包むセットアップ。
外から見える部分のほとんどがファイロンで、押してみると沈み幅は少なく、そこからの復元スピードは速め。
クシュロン3.0もミッドフット部分の左右両方で露出していて触れることができ、その質感は沈み幅が大きく、復元スピードはややゆっくり。
小指部分のミッドソールだけアウトソールでケージされていて、他部分はすべて露出しています。
フォアフットの屈曲剛性は高めで、屈曲からの復元スピードはややゆっくり。
ミッドフットの捻れ剛性も高めです。
インソールは厚めでコシのあるフォームでNike Ja 1のものと似てる質感。
表面生地がスベスベで摩擦が低い点だけ異なりますが、こちらも他モデルに活用できそうです。
いざ足入れをしてみると、第一印象は「厚い」。
メンズモデルを基準に展開されたウィメンズカラーは概してクッションが薄くなる傾向があります。
ですがサブリナよろしく最初からウィメンズとして発売されるモデルはクッションはしっかりする傾向にあるのかもしれません。
体重を掛けてみると、フォアが少し沈み、前後のクッションバランスは僅かに前傾が基本。
動いてみると反発が強く、ポンポンと軽くステップが踏め、非常に快適。
…と思ったのも束の間、体温でクッションもソール剛性もどんどんソフトに。
特にフォアのつま先に近い部分の中央が強く沈み、足のアーチ維持に影響する感覚があります。
厚みがあるだけに沈みからの復元にも時間が掛かり、反発感から一転、かなりの吸収寄りのクッションで安定してしまいました。
個人的にはかなりストレスフルなセットアップ…何を置いてもまずは吸収性と言う方にはハマると思います。
※インソールに関してはスーパーフィートのグリーンもリアクトインソールも微妙。
※スジオカボードたちはいずれも沈みを軽減してくれますが、スコア5⇒スコア7くらいの感覚です。
※インソール・ボード交換はスコアに含めていません。

COURT FEEL - 6 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
クッションは厚く沈みが強いため、コートの感覚はかなりボヤケてしまいます。
アウトソールのラバーや形状は優秀ですが、クッションの違和感をカバーするには至らず。
クッション同様の低評価です。

FIT/LOCKDOWN - 9 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
「ハーフ・ブーティー」を「アッパー」が包むオーソドックスなセットアップ。
アッパー素材はそれぞれピンク部分はかなり細かいやや硬めのメッシュ、パープル部分はシンセティックレザーとノーマルメッシュ。
シューレースはより摩擦を生むよう凹凸を付けて編まれています。
履き口は大きく開きますが、ヒールカウンターの成型がややタイトで且つパディングは分厚い。
そのためつま先が入ってもカカトが窮屈な可能性があり、足の形状によってはサイズ変更の要因に成り得ます。
この仕様はサブリナ同様ウィメンズモデルではデフォルトになっているのかもしれません。
足入れしてみるとトーボックスの空間もEPラストとは思えないほどタイトで、個人的には嬉しい仕様。
シューレースは凹凸のおかげでこちらもかなりタイトにロックダウンすることが可能。
気になる点としてはヒールのクッションの厚さに対して、アッパーの高さが低めな事。
特に体温でクッションがソフトになるまでは、脱げてしまうのではないかと思う程、足首のカットは低く感じました。
この部分さえクリアすれば満足行くフィット感を得られるでしょう。
※※※サイズ選びに関して※※※
普段のマイサイズ「ウィメンズ28.0㎝(メンズ27.5㎝)」を購入。
いつものソックス2枚では足が入らず、1枚に減らしてピッタリジャスト。
これもクッションがソフトになってからジャストであり、新品段階ではやや窮屈でプレーは無理かも…と思えるほどでした。
なので普段のサイズからハーフサイズ(0.5cm)アップを基本に、足幅が広い方は追加のアップを刻むのが良いでしょう。

SUPPORT - 6 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
ソールの各剛性は強力で安定感はしっかり。
前述のとおりカカト周りのアッパーが浅いため、捻挫癖のある方は事前チェック必須です。
またフォア中央、特に足指下が沈んで足のアーチ維持への干渉も筋肉や腱の怪我に繋がる可能性があります。
特に足指の長い方はここの沈みの影響を受けやすい可能性があるのでこちらも要注意です。

LATERAL TRANSITION - 5 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
左右方向のステップでは特にクイックに動きたいのに沈みがそれを許してくれません。
グリップは効きますが、それを加味してもこのスコアです。。

HEEL-TOE TRANSITION - 6 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
前後方向でもジャンプの踏切りやドライブの1歩目など鋭くコートを踏みたい場合にクッションによる阻害が入ります。
フルコートをある程度速度が出てからの維持期間は快適だったのでプレースタイルによってはアリかもしれません。
BREATHABILITY - 7 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
トーボックスはじめピンク部分はメッシュですが目が細かく通気量は気持ち程度。
なので基本通気するのはタンのシューレース下部分のみで、ギリギリ平均レベルかなと。
DURABILITY - 8 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
アッパー素材はシワが付きやすいので、見た目を気にする方は要注意。
クシュロン3.0はファイロンでケージされているので、吸収性の強い質感は長持ちしそう。
アウトソールのXDRも特に減りは見られず、しばらくグリップしてくれそうです。
WEIGHT - 10 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
343g (ウィメンズ28.0cm・片足)

Final Conclusion
今作をまとめますと「ランニングシューズ」。
一定速度で一定方向に走るには良いパフォーマンスだと感じました。
アジリティやストップ&ゴーが求められるバスケには正直不向きだと思います。
同じウィメンズモデルならサブリナ 3を強くオススメします。
⇒Nike Sabrina 3 EP Performance Review
吸収性を高いバッシュを普段から履いている方にとってはこの評価の限りでは無いはずで、試す価値は大アリです。
今回は以上になります。
このレビューが少しでもバッシュ選びの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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TRACTION - 9/10










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CUSHIONING - 5/10










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COURT FEEL - 6/10










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FIT/LOCKDOWN - 9/10










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SUPPORT - 6/10










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LATERAL TRANSITION - 5/10










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HEEL-TOE TRANSITION - 6/10










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BREATHABILITY - 7/10










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DURABILITY - 8/10










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WEIGHT - 10/10













