Peak DH(Dwight Howard) 1 Low Performance Review
- テストカラー:Mr.Clutch(E63063A)
- 主な機能:Peak Surface, Tenacity Unit-c(Carbon) Foothold System, Visible PEAK CUSHION-3 tech, TPU Internal Heel Counter, TPU External Heel Counter
- 着用した主なプレイヤー:Dwight Howard
- 価格:¥-(国内)・$100(海外)
Introduction
今回はPeak(ピーク)の"DH 1 Low"のパフォーマンス・レビューです。
ドワイト・ハワードは数年前にアディダスからピークへ移籍。
移籍後の1stシグネチャーのローカットが今作になります。
※ちなみに2018年現在では"DH 3"までシリーズは続いています。
完全にデザインとカラーリングで選んだバッシュですが、パフォーマンスはどうなりますか。
早速細部を見ていきたいと思います。
TRACTION - 9 / 10
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。
CUSHIONING - 8 / 10
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。
今作のクッションには"Visible Peak CUSHION-3(ビジブル・ピーク・クッション・スリー)"と呼ばれるシステムが採用されています。
説明には「ミッドソールとアウトソールに3種類の異なる素材を使用」とあるので、ANTAの"KTシリーズ"や"RR5"などと同様の「デュアル・デンシティ」でしょう。
ミッドソールを触ってみても、ホワイト部分はソフトで、グレー部分はブニブニと弾力ある質感です。
インソールは初めて見る素材で「ゲル」か「スライム」の様なプヨプヨした感触。
そのフォア部分には「ラバー層」が追加されているのか、コシのある乗り心地です。
クッション全体にはそこまで厚さはなく、ほとんど沈む感覚はありません。
個人的には不満はありませんでしたが、吸収性は良くて平均レベルと言ったところ。
中足部には"Tenacity Unit-c(Carbon) Foothold System(テナシティ・ユニットC・フットベッド・システム)"と呼ばれる機能が搭載され、説明には「大きなカーボン・プレートが安定性を確保」とあります。
素材がカーボンかどうかは不明ですが(表面はTPUっぽい質感です)、間違いなくシャンクは巨大。
ソール全体の剛性も、屈曲からの復元もかなり強力で、反発性ははかなり快適。
ジャンプもファーストステップも加速してくれる感覚があり、未だに優れた身体能力を誇るドワイト・ハワードモデルらしいクッションと言えるかと。
COURT FEEL - 9 / 10
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。
FIT/LOCKDOWN - 7 / 10
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。
"Peak Surface(ピーク・サーフィス)"と呼ばれるアッパー・セットアップ。
説明には「ワンピース構造」とありますが、実際は「フォアフット・インナーブーツ」を「メッシュ素材のアッパー」が包んでいます。
メッシュ部分は"UA Clutchfit Drive 2 TB"のクラッチフィットを挟んだアッパーに似ています。
このメッシュもライニングの素材も、心地良い足当たり。
それでもスコアを下げざるを得なかったのは「ヒールカウンターの成型」が原因。
やたらと広い成型で、新品の状態ではシューレースをガッチリ締めても、若干抜け感がありました。
履き込むうちに多少改善されましたが、それでも少し緩い感じが残ります。
幸いフォアはスナッグにフィットしてくれるので、フォア中心にステップする自分としてはプレーへの影響は少なめ。
ヒールを多用するプレイヤーは違和感が大きくなるかと思います。
またこの広い成型によりバッシュ同士が擦れ、ルックスにも影響して来ます。
アッパーの擦れ痕はクリーナーで落ちますが、ミッドソール部分は落ちません。。。
普段からバッシュ同士が擦れないよう意識しているだけに、これは減点せざるを得ませんでした。
なのでルックスを抜きにすれば、実際のパフォーマンスは平均以上。
フォア重心で動くプレイヤーにとってはむしろ優秀なレベルに感じるかもしれません。
※サイズ選びに関して※
今回購入したのはUS9.5(27.5cm)ですが、かなり小さめの作り。
新品の状態では小さくて足が痛みましたが、何回か使用すると馴染んで来て痛みは減少。
少し窮屈ですが、ギリギリ履けるレベルです。
なのでナイキのグローバルラストからハーフサイズアップは必須。
まさかまさか先に履いた同ブランドPeakの"Streetball Master"とは真逆のサイズ感…。
この辺は統一して欲しいと切に願います。。。
SUPPORT - 7 / 10
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。
LATERAL TRANSITION - 9 / 10
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。
HEEL-TOE TRANSITION - 9 / 10
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。
BREATHABILITY - 8 / 10
通気性能。 通気が良いほど高評価。
やはりタンがメインの通気箇所。
アッパーのメッシュは"UA Clutchfit Drive 2 TB"と似ていますが、通気性は今作の方が上。
ヒールカウンターの成型が緩く、ローカットである事も通気性にはプラス材料。
トータルでは優秀な部類に入るかと。
DURABILITY - 10 / 10
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。
WEIGHT - 7 / 10
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。
Final Conclusion
デザインから選んだ今作ですが、完全に「当たり」。
中国ブランドの中では"ANTA KT 1"以来の掘り出し物です。
注文ボタンを押した自分を褒めたいと思います。
動画は、ほぼアップ無しでリングジャンプしてみましたが、ダンクまでもう少しでした。
試合でも十二分に活躍してくれそうです。
こうなると後継モデルの"DH2"と"DH3"も履いてみたい欲が沸々と。。。
いつもの事ながら予定は未定ですが、今年中には買ってレビューする腹積もりでいます。
《その他の中国ブランドのPerformance Reviewはこちら》
⇒"Peak Streetball Master Louis(Lou) Williams"
⇒"361° Jimmer Fredette Shadow Blade"
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TRACTION - 9/10
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CUSHIONING - 8/10
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COURT FEEL - 9/10
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FIT/LOCKDOWN - 7/10
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SUPPORT - 7/10
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LATERAL TRANSITION - 9/10
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HEEL-TOE TRANSITION - 9/10
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BREATHABILITY - 8/10
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DURABILITY - 10/10
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WEIGHT - 7/10