Nike Air Max CB34 Performance Review

9月 7, 2016
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  • テストカラー:Black/Club Purple(414243-002)
  • 主な機能:Full-length Max Air Unit, Phylon Midsole, TPU Internal Heel Counter
  • 着用した主なプレイヤー:Charles Barkley, DeMarcus Cousins, Gilbert ArenasNate Robinson、P.J.Tucker、Gilbert Arenas
  • 価格:-(国内)・$160(海外)

Introduction

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今回はチャールズ・バークリーのシグネチャー"Air Max CB34"のパフォーマンス・レビューです。

オリジナルの登場は1996年のアトランタ・オリンピック

そこから翌1996-97シーズンにかけて、今作がバークリーの足元を支えました。


今回使用したのは2015年の復刻です。

"Godzilla"(ゴジラ)をイメージした独特のデザインは健在。

いかにもインサイドプレイヤーのレトロバッシュといったゴツイ風体。

果たしてそのパフォーマンスはどうなのか、細部を見ていきたいと思います。

TRACTION - 8 / 10

【Traction (トラクション) 】
コートをグリップする性能。 良くグリップするほど高評価。

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アウトソールは"Godzilla"(ゴジラ)をイメージした特殊パターン。

ソリッドラバーは硬めながら粘性は高く、しっかりグリップします。

音はほとんど鳴らず、ほぼ無音で止まるタイプのトラクションです。

パターンが浅いため、ホコリには弱く、頻繁に拭いてやる必要があります。

CUSHIONING - 7 / 10

【Cushioning (クッショニング)】
「衝撃吸収性能」/「反発性能」。 両性能を合わせて総合的に評価。

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ファイロン・ミッドソールとフルレングス・マックスエアのセットアップ。

インソールは少し硬めのオーソライト製です。


マックスエアは"Air Max Uptempo"や"Air More Uptempo"のように巻き上がったアウトソールで分節されています。

エア圧は柔らかめの部類に入るでしょう。

エアはソフトですが、それを包むファイロンが高密度で硬めのため、エアの感触は薄めです。

ルナロン・インサートのような、足裏にフカフカした感触を期待すると少し違う、と思うかもしれません。

それでも厚さのあるクッションは十分に衝撃を吸収してくれます。


マックスエアに加え、アウトソールの剛性はかなり強力。

強力ですが、フォアフット部分の屈曲からの復元力はかなり遅め。

同じクッションでも"Air Max Uptempo"はソールの屈曲からの復元が非常に速く、抜群の反発性でした。

今作は反発性は抑えて、1ステップ1ステップに安定性を持たせている印象。

インサイドプレイヤー向けに特化したクッショニングと言って良いでしょう。

COURT FEEL - 8 / 10

【Court Feel (コート・フィール)】
コートに対する接地感覚。 コートを近く感じれるほど高評価。

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クッションは厚めながら、変形したり沈んだりしないタイプなので接地感覚はしっかりしています。

ソールがほぼフラットで全体が接地する構造もプラス材料。

個人的には、アウトサイドやペリメーターの動きではこの厚さを不要に感じることがしばしば。

ですが、体重あるプレイヤーやビッグマンには丁度良いバランスのクッションと接地感かと。

FIT/LOCKDOWN - 7 / 10

【Fit/Lockdown (フィット/ロックダウン)】
足に対するフィット性能。 足と一体感があるバッシュほど高評価。

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インナーブーツは入っておらず"Air Max Uptempo""Air More Uptempo"同様のラバーバンドを多用したアッパーです。

シューレースも同じ細い丸紐です。


同様の構造ですが、フィット感は残念ながら上記の2モデルほど良くありません。

履いてみると、シューレースホールの最上段が思いのほか低い。

ミッドカットとローカットの中間くらいの感覚です。

加えて履き口が広く、シューレースを強く締めても十分に足がロックされません。

アッパーの成型は若干甲高で広め。

ヒールカウンターの成型も同様に広めです。

以前試した"Air Max2 CB '94"はインナーブーツの履き口が狭過ぎて苦労しましたが、今作は広過ぎ。

同じバークリーモデルでここまで違うものかと…。

 

サイズに関しては、幅広・甲高のつくり

ハーフサイズダウンで良いと思いますが、長さがキツくなる可能性があります。

幅広や甲高のプレイヤーは通常サイズで良いでしょう。

また足首サポーターを使用するプレイヤーにとっては広い履き口は嬉しい仕様かもしれません。

SUPPORT - 6 / 10

【Support (サポート) 】
怪我を防止するサポート性能。 安定感があり、左右のブレ・捻れがないほど高評価。

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シューズは重量があり、クッションは厚く、フィット感が緩めのため、普段通りのプレーをしていると足首に負担が掛かって少し痛みました。

この感覚は最近では"Jordan Ultra.Fly"に続いて2回目です。

ソールは安定感があり、変形やブレもほぼ起きませんが、それでもサポート性は平均以下でしょう。

LATERAL TRANSITION - 5 / 10

【Lateral Transition (ラテラル・トランジション) 】
左右方向への動きのスムーズさ。 スライドやクロスオーバー時など横方向へ動きやすいほど高評価。

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フィットが緩いため、バッシュを実重量よりも重く感じます。

ただでさえ重たいレトロモデルなので足首へけっこうな負荷があります。

反発性も高くないので、明らかな遅れを感じます。

HEEL-TOE TRANSITION - 7 / 10

【Heel-toe Transition (ヒール/トゥー・トランジション) 】
縦方向への動きのスムーズさ。 通常のランニング、カットイン時など前方向へ動きやすいほど高評価。

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フィットは甘いですが、カカトが若干浮く程度で、幸い抜けてしまいそうな感覚はなし。

前後方向への重心移動は高速ではありませんが、スムーズです。

BREATHABILITY - 6 / 10

【Breathability (ブレイザビリティ) 】
通気性能。 通気が良いほど高評価。

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メッシュのタン部分以外に大きく通気できる箇所はありません。

平均以下の通気性でしょう。

DURABILITY - 10 / 10

【Durability (デュラビリティ) 】
耐久性能。 耐久性が良いほど高評価。

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アッパーはしっかり刺繍され、シューズは変形しない頑強なつくり。

エア抜けもインドアの通常使用であれば心配ないでしょう。

WEIGHT - 6 / 10

【Weight (ウェイト) 】
バッシュの片足の重さ。 軽いほど高評価。

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約520g(27.5cm・片足)

※実際に計測した重量です。

Final Conclusion

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バークリー本人の足型・ラストなのか、けっこうな幅広・甲高の作り。

まずこの足型で着用するプレイヤーが限定されるでしょう。

またそれ以外の機能も、特にポストを主戦場にするビッグマン向けの仕様と言えます。


思えば昔はバスケもバッシュも、「ガード・フォワード・センター」と結構明確なカテゴリー分けが存在してましたね。

近年はオールラウンドな選手が増え、バッシュも基本全ポジションに対応できる平均値に寄せた仕様が多くなりました。

その中で、今作のような極端な機能は絶滅危惧種でしょう。

逆に考えればニッチなニーズがあるかも、とプレーしてみて思いました。

極端すぎてスコアは低くなっていますが、ニーズに合致すれば高パフォーマンスが期待できるでしょう。

  • TRACTION - 8/10
  • CUSHIONING - 7/10
  • COURT FEEL - 8/10
  • FIT/LOCKDOWN - 7/10
  • SUPPORT - 6/10
  • LATERAL TRANSITION - 5/10
  • HEEL-TOE TRANSITION - 7/10
  • BREATHABILITY - 6/10
  • DURABILITY - 10/10
  • WEIGHT - 6/10
TOTAL SCORE
C+ 69 / 100

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